
最近鏡を見るたび「顔が大きくなった」と感じていませんか?
「昔の写真と比べて、なんだか顔が間延びしてる…」
「顔が四角っぽくなって、なんとなく老けて見える気がする」
50代後半になると、「中顔面が伸びて見える」ことから多くの方がこんなお悩みを抱えていらっしゃいます。実際に、私たちのメイクレッスンにいらっしゃる生徒さんからも、同じようなご相談をよくお聞きします。
そこで今回は、年齢とともに大きく見えるお顔を「きゅっ」と縮める中顔面短縮メイクの方法をご紹介します。
50代の方やメイク初心者の方でも取り入れやすい 「なんとなく老けた?」「顔が長くなった?」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
そもそも「中顔面」って何?50代が知っておきたい顔の基本
「中顔面(ちゅうがんめん)」という言葉、最近よく見かけるようになりましたが、具体的にどの部分かご存知でしょうか?
中顔面とは、ざっくり言うと「眉の下〜鼻の下(人中)まで」のエリアのこと。 顔全体を“上顔面・中顔面・下顔面”の3つに分けたとき、ちょうど中央に位置するゾーンです。
実は、この中顔面の長さが、顔立ちのバランスを大きく左右しています。
中顔面が短い:顔全体がキュッと引き締まり、若々しく整った顔立ちに見える
逆に中顔面が長い:顔がのっぺりと間延びして見えたり、実年齢よりも老けて見える
50代を過ぎるとどうして中顔面が長く見えてしまうの?
昔は気にならなかったのに、気がつくと「顔が長くなっているかも」と感じている方は少なくありません。 その背景には、顔全体のバランスを支えていたパーツの“変化”が大きく関係しています。
頬の位置が下がると、“上の境界線”が曖昧に
加齢により頬の脂肪や筋肉がゆるむと、これまでキュッと持ち上がっていた頬の位置が徐々に下がっていきます。
その結果、顔の上部と中間部分の境界が曖昧になり、中顔面の縦幅が広く見えるようになってしまいます。
中心に立体感がなくなり、のっぺり縦長に
顔の中央には、もともと鼻や頬などの立体的なパーツが集まっています。
けれども、年齢とともに肌のハリが失われると、それらのパーツの存在感が薄れ、平坦な印象に変化していきます。 立体感がなくなることで、顔に奥行きが感じられなくなり、縦長でのっぺりとしたお顔に見えてしまうのです。
人中が長く見えることで、“下の境界線”がぼやける
年齢を重ねると、上唇のボリュームが減ったり、唇の輪郭がぼやけたりすることもあります。それにより、鼻下から口元までの「人中」の距離が長く見え、中顔面の下の境界が不明瞭になることで、顔全体の間延び感が強まります。また、人中が長いと、年齢以上に疲れて見えたり、元気のない印象を与えてしまうことも…。
このように、加齢にともなう顔立ちの変化が中顔面の“縦長印象”を生み出しているのです。
初心者でもできる!中顔面を短く見せる4ステップ
私たちのレッスンでもお伝えしている、中顔面短縮効果も狙えるメイクテクニックをご紹介します。
STEP1|アイメイクはしっかりめに、下側アイラインも
目元をくっきりと見せることで、相対的に中顔面が短く見える効果があります。目の縦幅を意識して、締め色→淡色→光色とグラデーションを作りましょう。
また、アイラインは上まぶたの際だけでなく、下まぶたの目尻にも引くのがポイント。上下に目の縦幅を強調することで、顔の中央に目線を集めやすくなり、中顔面を短く見せる効果が生まれます。
STEP2|チークを目の下の高い位置に入れる
一般的には頬骨の下あたりにチークを入れることが多いですが、もっと高い「目の下のあたり」にチークを入れると、視線が上に向き、中顔面が短く見える効果が生まれます。
下まぶたの下あたりから頬骨の高い部分にかけて、ふんわりと丸くチークをのせましょう。
50代以降のお肌には、肌なじみの良いコーラルピンクなどあまり鮮やかすぎない、上品な色味がおすすめです。
STEP3| ハイライト&ローライトで立体感を作る
50代になると失われがちな顔の立体感を、ハイライトとローライトで取り戻しましょう。
ローライト(シェーディング)のポイント: ①眉頭から鼻の付け根にかけて、鼻筋が繋がるようにローライトを入れることで、鼻筋が通って見え、顔全体にメリハリが生まれます。
②フェイスラインに沿って、髪の生え際からあご先にかけて、正面から見て見えない側面の部分にローライトを入れます。お顔がきゅっと引き締まって、間延び感が緩和されます。
ハイライトのポイント: Tゾーン(額の中央・鼻筋)、目の周り、チークの上、あごの先に明るいハイライトをのせます。ギラギラと光るものではなく、粒子の細かいパール感のあるものが上品になじみます。
STEP4|リップライナーで少しオーバーリップ気味に唇の輪郭をとる
年齢を重ねると、唇の輪郭がぼやけがちになります。そこで活躍するのがリップライナー。
輪郭がはっきりしない部分は、思い切って唇として捉えて、少しオーバーリップ気味に描きましょう。特に上唇の山をしっかりと描くことで、人中が短く見える効果があります。
リップライナーの色は、唇の色と似たようなを選ぶとどんな口紅の色とも合いやすく自然に仕上がります。
やりがち!50代の中顔面短縮メイク失敗あるある&解決法
SNSなどを見てやってみたけど「なんだか変…」ということもありますよね。ここでは、よくある失敗例とその解決法をご紹介します。
失敗例1:濃すぎて不自然になる
「若く見せたい」という気持ちが強すぎて、チークやリップを濃く入れすぎてしまうケース。解決策は、「薄く重ねる」こと。
一度に濃く入れるのではなく、薄く何度かに分けて重ねることで、自然な仕上がりになります。
失敗例2:時間が経つと崩れる
50代の肌は乾燥しがちなので、メイクが崩れやすくなります。解決法は、メイク前の保湿をしっかりと行うこと。
また、崩れにくいパウダーを使うと、持ちが良くなります。
失敗例3:バランスが取れない
一つの部分だけを強調しすぎて、全体のバランスが崩れてしまうケースもあります。
たとえば、ほぼすっぴんのような薄いお化粧なのに、チークだけしっかり入れて頬の高さを出そうとするのはNG。
中顔面短縮メイクに限らず、メイクは「全体を見ながら調整」することが大切です。
メイクの合間合間で、鏡を正面から見て全体をチェックする習慣をつけると良いでしょう。
メイクと一緒にやりたい!中顔面を短く見せるセルフケア
マッサージができるクレンジングで「ながら美容」
私たちのレッスンでは、マッサージができるクレンジング剤をおすすめしています。まずは通常通りメイクを落とし、その後もう一度同じクレンジングでマッサージを行います。
この2ステップにより、血行が促進されて新陳代謝も良くなり、より一層すっきりと汚れが落とせるんです。手のひらをお顔にのせて、ゆっくり優しく上から下へ、内側から外側へ撫で下ろします。
時間がない時に「無理してやらなきゃ!」とストレスを抱えながら行わないことも大切です。これでは逆効果になってしまいます。
毎日じゃなくても大丈夫なので、ゆっくりと時間のある時に、リラックスしながら行いましょう。
正しい姿勢を意識
実は普段からの姿勢も顔の印象を大きく左右します。
・横から見た時に背中より肩が前に出ている(巻き肩)
・頭が前に突き出している(ストレートネック)
・あごが上がっている、または下がりすぎている
これらの姿勢は、顔全体がたるんで見える原因になり、さらに顔が大きく見えたり、疲れた印象を与えてしまうことも。
あごを軽く引いて、首を長く見せる姿勢をキープ、そして、肩を後ろに引き、頭頂部を天井から糸で引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばしましょう。
この姿勢を意識するだけで、お顔がまわりがスッキリして引き締まって見えます。
「中顔面短縮メイク」で10歳若見えを手に入れませんか?
いかがでしたでしょうか。
顔の変化は、誰にでも訪れます。 でも「なんだか老けて見える」と感じたときこそ、 メイクを“印象を整える手段”として見直してみてください。
中顔面を短く見せることで、自然と顔のバランスが整い、 キュッと引き締まった若々しい印象に。
整形ではない。 難しいテクニックでもない。
“知っているかどうか”だけで、印象は大きく変わります🎵
年齢を重ねても、今の自分が一番好きと思える顔へ。 その第一歩として、今日からぜひ“中顔面短縮メイク”を取り入れてみてください。
【大阪・京都・神戸・奈良で開講中 】レッスンのご案内
吉村薫子の若見えメイクレッスンでは、 こうした中顔面短縮メイクのテクニックも、実際にお一人おひとりのお顔に合わせて丁寧にご指導しています。
「自分に似合うやり方を知りたい」 「正しいメイクを一から学びたい」
そんな方は、ぜひ一度レッスンをのぞいてみてください。
レッスンは4月・10月の年2回のみのご案内です。
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