私どもは大阪・神戸・京都・奈良の大手カルチャーセンターでメイク講座をしている吉村薫子の「1万人を美人に変えたメイクレッスン」です。メイクの教室なのに、お肌のこと?スキンケアのことを教えているの? と不思議に思られる方もいらっしゃるかもしれませんが、私どもの代表講師吉村薫子は「美しくなる」ことに関してはエキスパート。実際、メイクレッスンの重要なカリキュラムとして「スキンケアレッスン」を組み込んでいます。素肌の美しさを育みながら、フルメイクをご指導しています。40代50代のどんな美容のお悩みにもお答えできる私どものメイクレッスンをご受講されれば、肌年齢、見た目年齢を10歳若くすることは簡単です!
さあ、今回は「お顔のくすみ改善、対処法」を深堀り、しっかり学んでいただきます。
肌のくすみってそもそもどんな状態のことをいうのでしょうか?
顔くすみとは?
肌のくすみは肌本来のツヤや明るさがなくなつて、顔全体がその人の本来持っている肌のトーンよりも暗くみえるようになる状態のことを言います。一般的に加齢とともにターンオーバーの乱れや乾燥、その他さまざまな要因から肌がトラブルを起こしている状態のことを言います。
顔くすみの原因と種類ってそんなにたくさんあるの?
乾燥くすみ
潤いのあるキメの整った肌は肌表面が均一なため、均等に光を反射し美しく見えます。赤ちゃんの肌は透明感がありみずみずしいのはこのためです。しかし、加齢とともに乾燥が進むと肌のキメは乱れてきます。肌表面の乱れたキメが細かな肌の凹凸をつくり、光を乱反射、凸凹が影をつくり、お顔全体がくすんで見えます。
メラニンの異常生成による色素沈着くすみ
紫外線を多く浴びたり、炎症を起こしたり、肌の摩擦が起きることでできるくすみがこれに当たります。これはシミと同様の皮膚のメカニズムでできるくすみで、外的な刺激を受けることで、皮膚の基底層でメラニンという黒い色素が増生されます。通常はターンオーバーによってこのメラニン色素は自然と垢となり排出されるのですが、過剰なメラニン産生やターンオーバーの乱れによって肌にメラニンが残ってしまうことで、シミやくすみが起きやすくなります。
血行不良によるくすみ
目の下のクマなどが代表的な血行不良くすみと言えます。血行不良により血液やリンパの流れが滞ると肌の組織や細胞に十分な栄養が行き届かず、老廃物も貯まりがちになります。その結果、顔色が悪く見えたり、肌つやも悪く、血行不良からもターンオーバーの乱れを引き起こし、くすみとして肌に現れるのです。とくに冬の季節は注意が必要で、フェイスマッサージや適度な運動、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
糖化くすみ
食事から摂取した糖分がタンパク質と結合することで細胞にダメージを与えることを肌の糖化といい、このお肌のオコゲ現象により細胞を老化させるのです。肌の糖化はくすみだけでなく、しわ、シミなどの原因となっています。お顔全体が黄色っぽくみえる【黄ぐすみ】なら、それは「糖化」が原因かもしれません。
ターンオーバーの乱れによるくすみ
通常ターンオーバーは28日周期で生まれ変ると言われていますが、この周期も加齢とともに古い角質層が肌の表面に滞りがちになることで透明感がなくなりくすみの原因になります。
炎症による赤くすみ
赤ら顔などと呼ばれることも多いですが、赤ら顔もくすみの一種と言えます。外的刺激により炎症を起こして全体に赤くみえる皮膚のことを言います。一般的に皮膚を守ろうと防御反応で皮脂も過剰になることも多く、それにより毛穴が目立つことも多いです。
うぶ毛くすみ
意外に盲点なのが、うぶ毛の処理を怠ったことによるうぶ毛くすみ。日本人の毛髪は黒いので、処理を怠り、お顔全体にうぶ毛が覆われた状態だとくすんでみえることがあります。メイクレッスンを受講する40代50代女性の中でも結構な割合で「うぶ毛をそると濃くなる」と妄信している方もいらっしゃいますが、そんなことはありませんので、一週間に一度でも結構ですので、洗顔の泡が付いた状態ですべりを良くして、顔そり用のカミソリでうぶ毛の処理を定期的に行うようにしてください。ワントーン顔色が明るくなります。うぶ毛が処理されていると、お化粧ノリも良くなりますので、習慣になさってください。もちろん、カミソリを当てた後のスキンケアはしっかりと念入りにしましょう。
50代のためのくすみ対策方法をお教えします。
対策方法としては、スキンケアからのアプローチとメイクアップの観点からのアプローチがあります。
長期的な心身共にくすみ対策
これは長期的なくすみ対策となります。いかにまとめますが、要約すると、健康的で丁寧な暮らしがくすみ改善につながるとも言えます。
●バランスのよい食事
栄養バランスの良い食事を取ることだけでなく、血行促進を促すと言われる栄養素を積極的に摂るよう心がけましょう。
特に身体を温めるための食材
しょうが、ホウレンソウ、レバー、ひじき、あさり、アーモンド、アボカド
●十分な睡眠
肌のターンオーバーを促すホルモンである「成長ホルモン」は夜眠っている間に分泌されます。寝始めの3時間が分泌が多くなるといわれていますので、睡眠導入時の質を高めるように心がけましょう。照明を暗くして、ヒーリング音楽を聴いたり、リラックスした状態をつくるようにしてはいかがでしょうか。
●紫外線対策
紫外線予防効果の高いお化粧品を使ったり、手袋やサングラス、日傘など、TPOに合わせて紫外線対策小物を使い分けましょう。心がけとして外を歩くときはなるべく日陰をあるくだけでも違ってきます。
●血流改善のため湯船につかる
全身の血行促進ができますし、一日に一度は身体を芯からあたためるようにしましよう。お風呂タイムは一人リラックスできる時間と決めて湯船にゆったりとつかり、リラックス効果も得たいですね。
●血行の良い身体づくりのための適度な運動
運動もまた、身体全体の血行促進効果が期待できます。そして、新陳代謝を高める効果もあるので、身体を動かす習慣がない方は、近所をかるく散歩したり、簡単なストレッチをするなど無理のない範囲から初めてみてはいかがでしょうか?
●ターンオーバー改善のためのフェイスマッサージ
お顔のくすみ気になる方はフェイスマッサージをおススメします。とはいえ、面倒なことは長く続きませんので、薫子先生がおススメし、メイクレッスンでも導入している「クレンジングでマッサージ」です。マッサージもできるクレンジングを用意しましょう。
血行不良を改善するマッサージ・・・順番を覚えることが面倒な方は、お風呂の前に以下の簡単マッサージを取り入れてみてください。これだけでも効果はテキメンです。
①マッサージクレンズを手のひらに日本のサクランボ大とり、両手のひらに広げて手のぬくもりで温めます。そのあと、お顔全体に塗布して、まずお化粧の汚れをなじませましょう。全体的になじんだら、ティッシュオフ(敏感肌の方は一旦洗い流して水気をしっかりふき取ります)
②次に再度マッサージクレンズを少し多めアメリカンチェリー大ほどを両手のひらにとり温めます。そのあと、お顔全体に塗布して、簡単マッサージをします。動作は単純です。手のひらをぴったりお顔に沿わせて、優しく上から下へ、中心から外に向かって撫でてゆきます。約10分ほどリラックスしながらやってみてください。
③マッサージが終わったらそのまま入浴、洗顔、保湿へ
即効的なメイク対策
顔のくすみを消してくれるお化粧下地を使いましょう。
スキンケアの側面からお化粧下地には紫外線防止効果があり、保湿効果がしっかりあるタイプがおススメです。くすみ肌をきれいに見せてくれる色の補正効果があるうっすらピンク色をお選びください。肌の色をワントーン明るく見せてくれるお化粧下地は必須アイテムと言えます。
薫子先生のオリジナル化粧品はこれら「くすみ改善・対処」に適したアイテムとしてお化粧下地をお作りしています。50代以降、何を選んでよいかわからない方にはお勧めしています。
お化粧下地の使い方、塗り方
お化粧下地を塗る前のスキンケアはしっかりとしましょう。しっかり潤った状態でベースメイクであるお化粧下地を重ねないと、ムラになりやすく顔くすみもカバーできない、化粧くずれしやすくなりますので十分に気をつけましょう。
塗り方
①手のひらに一円玉程度をだします。
お化粧下地は使用前にしっかり中の液体を攪拌して使うタイプとクリームタイプがありますが、容器の中に小さな玉が入っていて振ると「カチャカチャ」音がするタイプをお持ちの場合は手のひらに取る前にしっかりとカチャカチャ容器を振るようにしてください。薫子先生のオリジナル化粧下地はこのタイプです。
②指先にとり、お顔の中心から外に向かって塗り伸ばします。特に夏場、お化粧くずれしやすいTゾーン、小鼻に丁寧に薄く二度塗りがおススメ。
くすみのない透明感のあるお肌を目指して!
実年齢によりも老けてみえる顔くすみは50代の肌からは排除したいもの。日々の積み重ねとメイクのテクニックで頑固な肌くすみもなかったことにできます。
薫子先生のメイクレッスンではこのような肌の悩みから上品ナチュラルなフルメイクが学べます。あなたもぜひ一度、お肌のこと、メイクのこと学び直して、美しく歳を重ねてゆきましょう。
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